色んなハードルを乗り越えてこそ、一人前の料理人として成長できます

最初はホールスタッフとして入社しましたが、料理の世界をきちんと勉強したいと決心、それ以後キッチンを担当しています。この世界は一瞬で勝負が決まりますし、仕事の中身も上下関係も厳しい世界です。しかし、色んなハードルを乗り越えてこそ、一人前の料理人として成長できるのではないかと思います。また、料理に関することは奥が深く、日々勉強が必要ですし、知識も豊富でなければなりません。また、何よりお客様に感動を与えることが料理人として一番の魅力ではないしょうか。

今回、御膳屋の新規店舗の料理長を任され、期待と不安が交錯する中、オープンに向けて突っ走っているところです。何もかもが新しい中で、自分自身も新鮮な気持ちで取り組むことが出来るのも新規オープンの醍醐味ではないかと感じています。

指導する立場となった今、自分の経験を振り返りながら、後輩を指導していきたいと思っています。そして何より楽しく仕事ができるように頑張っていきたいと思います。

自分の盛付けでお客様に「感動」していただけた時、大きなやりがいを感じます

「御膳屋に必要なのは〝お客様の事を考えることが出来る料理のエキスパート″だけであり、そういう人を御膳屋では〝板前″と呼ぶ」

この理念のもと、お客様の場面にあわせて盛付けを工夫して少しずつ変えてお出しするということに取り組んでいます。自分で考えた盛付けでお客様に「感動」していただけた時には、大きなやりがいと楽しさを感じます。

そのためにも、知識と技術を自分で勉強をすることが料理人にとってとても大切に思います。「自分のお金で買った本を持っていること、少しの時間でもいいからそれを毎日家に帰って必ず見ること･･･その積重ねが３年後・５年後には大きな差となり力となる」と料理長に教わり、それを実践しています。勉強という点では、御膳屋には、和・洋・中などいろいろな経験を持ったスタッフが多くおり、その話を聞けることも大変貴重な勉強になります。仕事に対する姿勢は厳しいけれども、普段は和気あいあいとしいて、メリハリがきいているのは御膳屋のスタッフの特徴であり魅力であると思います。

仕事はもちろん大変なこともありますが、日々新しい発見がありレベルアップしていく楽しさを感じられることが、自分の原動力になっていると思います。

接客の仕事は向いていないと思っていた私が頑張れたのには 理由があります

入社のきっかけは友人の紹介でした。誘われた時には、「正直、接客の仕事は向いていない」と思いましたが、未知の分野にチャレンジしたいと思い入りました。

はじめは、見るもの、聞くものすべてが初めてのことばかりでした。先輩社員やスタッフから言われたことをただやっているだけの自分、お客様のために積極的に動くことが出来ない自分に腹が立ってしょうがありませんでした。でも、これまで続けられたのは先輩社員やまわりのスタッフに恵まれ、またお客様にもかわいがって頂いたことではないかと思います。

菴離のスタッフとして、可能な限りシフトを融通してもらえることもありますし、学生ならテスト期間を考慮してもらえることも魅力です。また、同年代のスタッフが多く、仕事を離れた際には食事に行ったりして、仲間意識が強いところがあります。

今後は後輩スタッフから目標にされるような人材になること、今以上に、必要とされる「人財」になることが目標です。